
アトピー性皮膚炎をはじめとする外見的な障書を抱える方は、人目を気にして引きこもる傾向があり、華やかなステージは自分には関係のないものと感じ、感情にふたをしているケースが少なくないと考えます。
本プログラムでは、ベリーダンスを通じて身体を動かし、自己表現することの楽しさを実感し、自信の回復を図ることを目的とします。
小さなチャレンジが次なる挑戦を生み、これらの体験は単なる自己肯定感の回復にとどまらず、「社会的な役割の獲得」となります。
この成功体験は、事者個人に留まらず、地域や社会に波及する可能性を持つものと思われます。
ダンスは単なる運動ではなく、芸術的な身体活動です。身体を通じた表現により、医療や福祉の枠では届きにくい「生きる喜び」や「感情の解放」を実現することが可能です。 参加者が自らの身体で喜びを表現し、他者と共に踊る体験を通じて、心身の再生を図ります。
同じ悩みを持つ参加者同士が、互いを理解し、思いを共有することにより、支え合い、高め合う関係を築くことができます。 個人として尊重されるつながりの中で、孤独感を軽減し、精神的な安定を得る機会とします。
プログラムの最終段階における発表会を通じて、観客や地域社会に対し、アレルギーや障害を持つ方の存在と日常を伝える場とします。 また、偏見の解消を図るとともに、配慮あるまなざしを社会に広げる契機とします。特にアレルギーに関しては、広く関心を喚起し、健康と環境への意識を高めるきっかけとします。
一人ひとりが輝ける環境を実現することで、誰もが排除されることなく共に生きる社会の具体的な姿を提示します。 本プログラムは、地域におけるインクルーシブな社会の実践的モデルとしての意義を有します。